洗濯機を処分・リサイクルしたい人へ!方法・コツを伝授

「古い洗濯機の処分はどうすれば良いのだろう」「洗濯機は粗大ごみとして出して問題ないのかな」など、洗濯機の処分はどのようにしたら良いかわからないという人が多いことでしょう。洗濯機は、家電の中でも大型ですし水を使うタイプですからね。そこで、今回は洗濯機の処分やリサイクルについて、必要な知識を解説しましょう。

  1. 洗濯機を処分するときの基礎知識
  2. 洗濯機のリサイクル料金を知ろう
  3. 洗濯機の処分を販売店やメーカーに依頼する方法
  4. 洗濯機をリサイクルショップへ売る方法
  5. 洗濯機の処分を回収業者に依頼する方法
  6. 洗濯機の処分でよくある質問にお答えします!

記事を読んだ後は、洗濯機の処分について無敵になりますよ。洗濯機の処分で後悔しないためにも、じっくり読んでくださいね。

1.洗濯機を処分するときの基礎知識

洗濯機を処分することになった皆さんの多くは、粗大ごみとして出すことを想像していたことでしょう。しかし、洗濯機は粗大ごみで出すことはできません。まずは、粗大ごみで出すことができない理由を確認し、家電リサイクル法についても学びましょう。

1-1.洗濯機を粗大ごみで出すことができない理由

洗濯機は、粗大ごみとして地方自治体に出すことができません。その理由は、家電リサイクル法という法律に指定があるからです。そのため、粗大ごみとして洗濯機を出すことは法律違反になることを覚えておきましょう。洗濯機を処分したいときは、適切な手段を取ることが義務となっているのです。

1-2.家電リサイクル法で指定のある家電は4品目

では、家電リサイクル法ではどんな種類が指定になっているのでしょうか。家電リサイクル法で指定のある家電とは、以下の種類となります。

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機

家電リサイクル法で指定のある4品目については、基本として製造メーカーが回収の義務を負います。

1-3.家電リサイクル法を学ぼう

それでは、家電リサイクル法についてもう少し詳しく学ぶことにしましょうか。家電リサイクル法とは、貴重な資源をリサイクルする目的の法律です。メーカーは自社製品については、指定のある4品目について回収・リサイクルの義務があると覚えておいてください。法律違反になると、処分の対象となるので注意しましょう。

2.洗濯機のリサイクル料金を知ろう

洗濯機のリサイクルは、無料ではありません。リサイクルを行うためには、料金が必要なほか、所定の申し込みを行う必要があります。

2-1.洗濯機のリサイクル処分に必要な料金

洗濯機のリサイクル処分に必要な料金は、メーカーによって下記のとおりとなります。ただし、こちらの料金には運送費用が入っていませんので、注意してください。洗濯機の運消費用は、1,500円程度と覚えておくと良いでしょう。

  • リサイクル券Aに該当:税抜き2,300円
  • リサイクル券Bに該当:税抜き3,650円
  • リサイクル券Cに該当:税抜き2,400円
  • リサイクル券Dに該当:税抜き2,915円

2-2.洗濯機のリサイクル処分に必要な書類など

洗濯機のリサイクル処分には、指定の家電リサイクル券を購入する必要があります。洗濯機を処分するときのリサイクル券は、運送費用と合計した金額を支払うことで購入してください。購入先は、家電小売店や地方自治体などになります。また、家電小売店や地方自治体では処分ができない場合は、郵便局で料金を振り込むことで家電リサイクル券を購入してください。家電リサイクル券は、洗濯機を回収するときにメーカーなどに引き渡すことになります。このとき、必ず控えを受け取ることを忘れないようにしましょう。

3.洗濯機の処分を販売店やメーカーに依頼する方法

洗濯機の処分は、購入した販売店やメーカーに依頼する方法が正統派と言えるでしょう。ここでは、洗濯機の処分を販売店やメーカーに依頼する方法について、具体的に解説します。

3-1.洗濯機を販売店による下取りや引き取りに出す場合

新しい洗濯機を買い替えるタイミングの場合は、新しい洗濯機を購入する販売店に下取りや引き取りに出すと良いでしょう。販売店側のサービスとして、下取りをした分だけ値引きをしてくれるときがあるからです。また、下取り対象にならない場合でも無料で引き取りをしてくれることもあるでしょう。販売店に下取りや引き取りに出す場合の引き取り方法は、販売店によってまちまち。指定日時に引き取りの指定がある場合と、ある程度こちらの希望を聞いてくれる場合がありますので、新しい洗濯機を購入するときに販売店に確認してください。

3-2.洗濯機をメーカーによる下取りや引き取りに出す場合

洗濯機をメーカーに下取りや引き取りに出す場合は、メーカーに下取りもしくは引き取り依頼を行うことになります。自分でメーカーの担当窓口に連絡をして、引き取り方法の確認や回収日時の交渉を行いましょう。下取りとなる場合は、同じメーカーの洗濯機を新しく買うことが条件となるはずです。しかも、メーカーが下取りキャンペーンを行っていることを確認してください。メーカーに対して回収依頼をする場合は、引き取り依頼の形になることが多くなるでしょう。

3-3.販売店やメーカーに依頼するときのメリット・デメリット

では、販売店はメーカーに洗濯機の回収依頼をするメリットとデメリットについて解説しましょう。

3-3-1.メーカーに回収依頼をするメリット

洗濯機メーカーに回収依頼をする場合は、回収手順や方法がわかりやすいはずです。また、メーカーへの回収依頼は基本の方法となるので、安心感があると言えるでしょう。洗濯機のリサイクルが、確実に進むことも大きなメリットと言えます。

3-3-2.メーカーに回収依頼をするデメリット

洗濯機メーカーに回収依頼をするデメリットは、あくまでも自社のものしか回収してくれない点でしょう。たとえば、A社製の洗濯機をB社に回収依頼をすることはできません。大手メーカーの場合は、問い合わせ窓口もきちんとしているでしょう。しかし、小さなメーカーの場合は問い合わせ窓口がどこになるのか不明だったり、中には倒産している可能性もあったりします。自社製品しか回収依頼を受け付けない点は、依頼者側にはデメリットとなると言わざるを得ないでしょうね。

4.洗濯機をリサイクルショップへ売る方法

まだ使うことができる洗濯機は、リセール用にリサイクルショップで買い取りが可能な場合もあるでしょう。それでは、洗濯機をリサイクルショップへ売る方法についてもご紹介します。

4-1.買い取りしてくれるリサイクルショップを探そう

リサイクルショップへのリセールを狙うためには、買い取りを行ってくれるリサイクルショップを探す必要があります。リサイクルショップの中でも、洗濯機の買い取りを行っていないところもあるので注意しましょう。また、基本的には正常に動作しているものだけ買い取ってもらうことができますので覚えておいてくださいね。

4-2.洗濯機をリサイクルショップにリセールするメリットとデメリット

洗濯機をリサイクルショップにリセールするメリット・デメリットについて、確認しておきましょう。

4-2-1.洗濯機をリサイクルショップにリセールするメリット

洗濯機をリサイクルショップにリセールすることは、多少なりともお金が手に入ることになります。本来は、回収費用を支払う必要なのにお金が手に入る点は大きなメリットと言えるでしょう。金額は少額であっても、新しい洗濯機の購入費用に充てることもできます。

4-2-2.洗濯機をリサイクル業者にリセールするデメリット

リサイクルショップにリセールをしようとしても、買い取り不可能なこともあります。古過ぎる型式の洗濯機や、新しくても故障している洗濯機は、買い取りは難しいでしょう。買い取り不可になった洗濯機は、回収もしてもらうことができません。また、買い取り可能な場合であってもリサイクルショップに持ち込むことが条件になっていることもありますので注意しましょう。

5.洗濯機の処分を回収業者に依頼する方法

不用になった洗濯機の処分は、不用品回収業者に依頼することもできます。洗濯機の処分を回収業者に依頼するときのポイントや、メリット・料金・方法などを確認しましょう。

5-1.回収業者選びのポイントを学ぼう

洗濯機の回収を業者に依頼すると決めた人は、業者選びで間違ってはいけません。悪質な業者と契約をすると、必ず後悔するでしょう。以下に、業者選びのポイントをご紹介しますね。

  • 洗濯機などの家電回収で実績が豊富なこと
  • 回収の見積もりが無料であること
  • 見積もり後の契約を無意味に急がないこと
  • 希望日時に回収に来てくれること
  • 希望する回収方法で回収してくれること
  • いざというときのために損害賠償保険に入っていること

5-2.洗濯機の処分を回収業者に依頼するメリット

洗濯機の処分を回収業者に依頼するメリットを、挙げてみましょう。

  • 希望する回収日時に来てくれる
  • 配管を外す作業も依頼できる
  • 面倒な手続きをしなくても回収してもらえる
  • 洗濯機以外の不用品も回収してもらえる
  • 壊れている洗濯機でも回収可能

何よりも、希望する日時に回収してくれる点は大きなメリットです。また、故障をしていても引き取り可能な点もメリットと言えるでしょうね。

5-3.洗濯機を回収業者に回収依頼するときの料金

洗濯機を回収業者に回収依頼するときの料金は、目安として以下のとおりとなります。

  • 5.0キロ以下の洗濯機:税抜き3,675円
  • 8.0キロ以下の洗濯機:税抜き4,500円
  • 8.1キロ以上の洗濯機:税抜き5,775円
  • ドラム式洗濯乾燥機:税抜き5,775円
  • 衣類乾燥機:税抜き3,150円

上記の料金は、あくまでも洗濯機を回収することだけの目安。運搬費用や、特殊作業などにかんする加算があるものと考えてください。洗濯機だけを処分するよりも、良い機会と考えてその他の不用品を処分することも考えましょう。このほか、指定のかごに入る分は定額料金で回収するコースや、トラック1台分で定額料金となるコースがあります。状況によって、最適なプランを見積もってもらいましょう。

5-4.回収業者が洗濯機を回収する方法や流れを確認しよう

回収業者によって洗濯機を回収する方法や流れは、下記のとおりです。

  • 依頼者が見積もり依頼を出す
  • 回収業者が状況を調査・見積もりを出す
  • 依頼者と回収業者との間で契約を交わす
  • 依頼者の希望日時に業者が洗濯機の回収作業をする
  • 回収した洗濯機は業者で再利用・リサイクルする

5-5.無料で回収する業者はここをチェックしよう

洗濯機を無料で回収する業者も、存在します。皆さんからすると、無料で洗濯機を回収してくれるのですからうれしいことでしょう。しかし、無料だからこそ注意したい点があるのです。

  • 見積もりだけが無料の内容になっていないか
  • 無料で引き取る洗濯機のタイプを限定していないか
  • 受け答えが雑など信頼できない点は無いか
  • 洗濯機以外にも無理やり回収しようとしないか
  • 回収日時を勝手に指定しないか

本来ならば、有料で回収となる洗濯機を無料で回収するのです。無料で回収する理由にも、いろいろあるでしょう。しかし、無料と思っていても有料の請求があったり洗濯機以外のものも回収しようとしたりなどトラブルが絶えないのも事実です。洗濯機を無料で回収することを大げさに宣伝しているところや、流しの回収車でやってくるところは特に注意してください。

6.洗濯機の処分でよくある質問にお答えします!

洗濯機を処分するときは、さまざまな疑問があって当然です。ここでは、洗濯機の処分にかんするよくある質問をまとめてみましたのでご覧ください。

6-1.洗濯機を処分するときに配管を外すべきですか?

洗濯機は、給水管と排水管につないで使う家電です。しかし、ほとんどの場合は洗濯機を購入時に業者に配管作業を依頼したことでしょう。そのため、外し方がわからない場合も多いはずです。でも、安心してください。洗濯機の処分は、配管を外す作業も同時に依頼することが可能です。しかし、念のため処分の申し込みをするときに配管を外す作業はどうなるのかを確認しておくと良いでしょう。

6-2.洗濯機と同時にほかの家電も処分を依頼できますか?

たとえば、引っ越しなどで洗濯機を処分する場合は、洗濯機と同時にほかの家電も処分したいこともあるでしょう。もちろん、同時にほかの家電も処分することは可能です。ただし、家電リサイクル法に従って洗濯機を処分する場合は、原則として洗濯機だけでの処分となることを覚えておきましょう。なお、同時に処分したい家電が家電リサイクル法の対象になっている場合も、洗濯機とは別に申し込みが必要になる点に注意してください。また、同時にほかの家電を処分したい場合は、リサイクルショップへのリセールを考えるか、不用品回収業者に相談をすることをおすすめします。

6-3.洗濯機が故障していても買い取りや引き取りは可能ですか?

洗濯機が故障している場合、引き取りは可能になりますが、ほとんどの場合では買い取りは不可となるでしょう。買い取り希望の場合は、完全に動作をすることが条件となるからです。故障していても、ごく簡単な修理で直すことができる場合は買い取りが可能な場合もあるでしょう。ただし、過度に期待をすることはやめましょう。故障している場合は、買い取りではなく引き取りになると覚えておいてください。

6-4.家主の不在中でも洗濯機の回収は依頼できるのでしょうか?

仕事などで忙しくてなかなか、洗濯機の回収にも立ち会うことが難しい人もいるでしょう。あまりにも忙しい場合は、指定した日時に不在であっても回収してほしいという希望があっても当然です。しかし、洗濯機の処分は配管を外すこともあるでしょう。また、回収場所が家の中になると不在中に業者が家に上がる必要があります。そのため、基本的には不在中の回収は難しいと考えてください。回収業者の中には、不在中の回収を条件によっては行っているところもあります。しかし、不在中のトラブルを防ぐためにも慎重に検討しましょう。

6-5.洗濯機の回収場所がマンションの高層階でも問題ありませんか?

高層マンションに住んでいる人など、不用になった洗濯機の回収が可能かどうか心配な場合もあるでしょう。そもそも、今使っている洗濯機も何らかの方法で高層階に運んだわけですから、反対のことも可能なのです。ただし、業者によって、高層階からの運び出しには追加料金が必要となるでしょう。どのくらいの追加料金が必要になるかについては、業者に見積もりを依頼してください。

まとめ

洗濯機の処分は、大型家電だけによくわからないことも多かったでしょう。でも、今回の記事を読んでいただいた皆さんは、どのように処分をするべきかおわかりいただけたはずです。また、処分する方法にもさまざまな選択肢があることも理解できたことでしょう。いずれにしても、不用になった洗濯機は、粗大ごみに出すことはできません。皆さんにとって、最も都合の良い方法で洗濯機の処分を検討してくださいね。

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