ファックスの捨て方は粗大ごみ? 安全かつ迅速な処分は不用品回収
ご家庭でお使いのファックスが古くなり、処分を検討することがありますよね。ファックスに限らず、家電製品の捨て方は厳しくなってきており、すぐに捨てることができません。
「ファックスの捨て方が知りたい」「ファックスのリサイクルはできる?」といった疑問、捨てにくい家電だけにとてもよくわかります。細かなパーツが多く、内部にメモリー機能を備えている機種は、廃棄に気を使うはずです。早く捨てる方法はないか、リサイクルでわずかでも処分費用を軽くしたいと思うこともあるでしょう。ファックスは小型家電製品として、リサイクル可能な製品です。資源の有効活用を目的に、捨てずに再利用してみてください。
- ファックスを捨てたい
- 自分でファックスを捨てる場合
- 販売業者の下取りでファックスを捨てる場合
- ファックスをリサイクルする場合
- 回収業者にファックスの処分を依頼する場合
- ファックスの捨て方でよくある質問
- まとめ
メモリー機能を搭載したファックスは、パソコンと同じように個人情報保護を意識して処分すべきです。家電を処分するのにリサイクル料金がかかるように、ファックスの廃棄にもお金が必要か気になりますよね。ファックスの処分でお困りの方は、この記事を参考にして捨て方を覚えておきましょう。
1.ファックスを捨てたい
ファックスは使用頻度で耐用年数が変わります。頻繁に使う人は、2年ほどで消耗してしまうこともあるでしょう。
1-1.ファックスの寿命について
ファックスの寿命は、5年が平均的な数字です。ただし、ファックスに付属している子機のリチウムイオン電池は、2年で消耗するケースが多くあります。ファックス本体は5年を経過したころから徐々に異常が出始め、部品保有期間も過ぎて修理ができなくなるでしょう。長く使えても、8年を目安に買い替えというのが一般的です。
1-2.ファックスは粗大ごみで捨てられる?
自治体の区分では、ファックスは小型家電リサイクル法にもとづいた特定対象品目に該当します。従って、リサイクル回収が求められる自治体もあるでしょう。ただし、自治体ごとに粗大ごみやごみの分別にかんする規定は違うため、お住まいの地域に分別方法の確認をお願いします。
2.自分でファックスを捨てる場合
自分で捨てるとなったら、自治体での処分が真っ先に思い浮かびますよね。地域により、不燃ごみや粗大ごみなど、捨て方はさまざまです。
2-1.自治体の回収に出す場合
不燃ごみに該当するなら、メモリー機能のデータを消去してから廃棄しましょう。データ消去は、パソコン廃棄と同じくらい重要です。忘れずに行ってください。
不燃ごみなら指定日に、ごみ袋に入れて出すだけです。ごみ袋の代金だけで済み、処分にかかるお金が最も少ない方法になります。
また、小型家電回収ボックスを設置し、レアメタルやベースメタルの有効活用を目的に、リサイクル回収を行う地域もあるのです。役所・家電販売店・公共施設などに設置されています。
不燃ごみに該当する地域もある一方、多くの自治体では粗大ごみとする地域も多いです。粗大ごみは申し込みが必要で、不燃ごみより処分費用はかかります。
2-2.粗大ごみとして出す場合にやるべきこと
粗大ごみは事前に自治体へ申し込みを行います。地域により、粗大ごみ処理券の料金は違うため、粗大ごみ受付センターに確認をしてください。粗大ごみを出すことができる日は、申し込み順に自治体から指定されます。決められた日に粗大ごみ処理券を貼りつけ、指定廃棄場所に出しましょう。指定廃棄場所までは、自分で運搬が必要です。
2-3.自治体でファックスを処分するメリット・デメリット
自治体で処分できるなら、処分にお金をかけずに捨てることができます。ローコストの処分方法を考えている方にはおすすめの捨て方です。費用が安い反面、運搬は自力で行うことが求められます。日時が指定されており、すぐに処分とは行かないのもデメリットです。
3.販売業者の下取りでファックスを捨てる場合
ファックスの買い替えなら、販売業者や通販業者での購入を考えることでしょう。古いファックスの下取りはできるのかが気になりますよね。
3-1.販売業者の下取りについて
残念ながら、ファックスの下取りはあまり多くありません。買い替えでも下取り対象外製品の場合、処分費用を取られる場合もあります。
ファックス買い替え時に、店舗ごとに下取りキャンペーンを行っているかを聞くようにしてください。故障があるものは、下取り対象にはなりません。
3-2.通販業者では下取りできる?
通販業者では、ファックスの下取りを行っています。ただし、一定条件を設けている場合もあり、通販業者のサイトでよく確認しましょう。
3-3.下取りに手数料はかかる?
販売業者で下取りする場合、「新しいファックスの購入金額が10,000円以上」などという条件があります。購入金額から差し引かれるのではなく、各販売店のポイント還元が受けられるシステムです。
通販業者の下取りでは、リサイクル料金と収集運搬費用を支払います。家電リサイクル法が適用される冷蔵庫・テレビ・洗濯機・エアコンの処分と同じように、諸費用がかかるためです。ただし、新規購入が前提であり、下取りだけを利用することはできません。
3-4.販売店や通販業者の下取りを利用するメリット・デメリット
買い替えるタイミングで、古いファックスを手放すことができ、一石二鳥なのが下取りです。わずかでも、購入金額を抑えることもできます。とはいえ、下取りは故障がないもの、買い替えが条件といったくくりがあり、あてはまらない場合は下取りの利用ができないのがデメリットです。
4.ファックスをリサイクルする場合
動作不良がなく、年式が浅いファックスはリサイクルできる可能性もあるでしょう。資源は無駄なく、再利用することを重視してください。リサイクルできるルートをご紹介します。
4-1.リサイクルできるファックスとは?
中古ファックスを探す人には、主要メーカーのものが好まれます。キャノン・パナソニック・ムラテックといった大手メーカーなら、高額査定になる場合もあるでしょう。正常に動き、修理が必要ない良好な状態であることが、リサイクルできる条件です。
4-2.リサイクルショップにファックスを買い取ってもらう
近くにリサイクルショップがあるなら、持ち込んで査定を受けましょう。リサイクルショップでは出張対応はないため、持ち込みが基本です。査定は10分程度かかります。家電など不用品買取強化店なら、より高い査定につながるでしょう。買取強化品目は、事前に確認してください。
もし、買取強化品目に該当しないなら、査定額が低くなる可能性もあります。必ずしも、高く買い取ってもらえるわけではないため、過度の期待は禁物です。
4-3.ネットでファックスをリセールする
ネットのオークションやフリマアプリで、ファックスを自分でリセールしてみてはいかがですか? 中古品として商品状態をきちんと説明し、画像をアップロードするなど、何かと手間と時間を要します。配送の手配も必要です。落札者とのトラブルを避けるため、「返品受付不可」「中古品につき、繊細な方は入札しないでください」といった文言を添えておきましょう。
オークションやフリマアプリを利用する方は多いです。自分で条件設定もでき、ニーズがマッチングしたら落札されます。売れる機種かどうか、事前に下調べしておくと安心です。
5.回収業者にファックスの処分を依頼する場合
不用品回収業者では、買取と処分の2つを軸にしています。良品なら買取、故障があるジャンク品は処分とわけて査定を行うのです。
5-1.回収業者によるファックス回収方法
不用品回収実績豊富なダスト.net東京では、自宅まで引き取り回収を行っています。無料見積もりフォームより申し込みをしてください。メーカー・型番・年式・付属品の有無といった詳細は、無料申し込みの際に伝えられるとベストです。だいたいの査定額を事前に教えてもらえます。買取基準に満たないファックスは、処分費用の提示があるでしょう。
買取であれ、処分であれ、納得できる金額になったら契約し、回収に来てもらいます。日時の指定も可能です。
5-2.回収業者によるファックス回収料金
不用品回収業者により、回収費用には幅があります。500~3,000円の範囲内と見ておきましょう。基本料金として、別途3,150円が必要です。捨てたいものがファックス以外でもあり、大量の粗大ごみ処分を依頼するなら、定額料金プランの利用が安く済みます。お得にファックスや粗大ごみを処分できる、便利な捨て方です。
5-3.不用品回収業者にファックス回収を依頼するメリット・デメリット
粗大ごみは前もって申し込みが必要なことと、廃棄する日を指定されてしまい、急いで捨てたい方にはおすすめできません。不用品回収のダスト.net東京では、迅速かつ丁寧をモットーにしており、申し込みをした日にすぐ査定と引き取りを実施できます。自分で廃棄するより費用は多いです。しかし、処分に時間をかけることなく、即日にでも処分できるため、多くの方に選ばれています。運搬やごみをまとめる手間もありません。自分で事前準備をする必要がないということは、大変大きなメリットでしょう。
5-4.パソコンと同梱(どうこん)で無料回収してくれる業者もある
不用品回収業者の中には、パソコンや液晶ディスプレイなど該当製品と同梱(どうこん)なら、送料無料で回収可能というところもあります。回収後に、金属資源を取り出して再利用するか、修理してリセールするために無料回収ができるのです。
キャンペーンとして、一時的にパソコンの処分と一緒なら可能という不用品回収業者もあり、ホームページなどをチェックしておくといいでしょう。
5-5.ファックス回収を依頼する不用品回収業者の選び方
メモリー機能を備えたファックスは、パソコンの廃棄と同じくらい慎重な取り扱いが必要です。従って、個人情報保護にかんする指針をしっかり持っている業者を選ぶようにしましょう。ホームページで国から産業廃棄物収集運搬業番号を交付されているかも、必ず確認してください。
廃品回収の車には、「無料で回収します」と声を高く巡回している場合があるものの、悪質な被害に遭うケースがほとんどです。無料といいながら実際は高額請求するといったトラブルが多く、高圧的な態度で脅しに近い回収をする業者もいます。無許可営業の廃品回収車が多いため、引っかからないよう注意しましょう。事業所を構えているかどうかもポイントです。
6.ファックスの捨て方でよくある質問
ファックスを安全に、そして確実に処分するため、質問集を参考にして疑問を解消しましょう。
6-1.メモリー機能はリセットすべきか?
近年は、個人情報保護が叫ばれています。ファックスに登録された電話番号や名前は確実に消去してください。思わぬ形で悪用されるケースがあります。取り扱い説明書に従い、初期化またはリセットをしましょう。
6-2.インクリボンはどう処分すべきか?
インクリボンを使うファックスの場合、受信内容が一目でわかってしまい、そのまま廃棄するのは危険です。自分で捨てるなら、読み取ることができないほど切り刻んでください。回収業者に依頼し、情報漏洩(ろうえい)しないように処分しましょう。最も確実な方法です。
6-3.不用品回収業者の信頼度を見極めるコツは?
不用品回収業者により、粗大ごみの処分が楽になりました。しかし、業者が増えて迷うことが多いです。優良な業者なら、無料見積もりを実施しています。ほかと比べてもいいという姿勢です。急いで契約しようとしないのは、作業内容とサービスに自信がある証拠といえるでしょう。
6-4.中古ファックスは売れる?
高年式のものや高機能なものは、中古でもニーズがあります。事業立ち上げにあたって初期投資を抑えたいという場合、中古で探すケースが多いです。一人暮らしでファックスの導入を考える人もいます。いずれも、傷や破損がないものがリサイクル対象です。
6-5.不用品回収業者なら申し込んですぐ処分してもらえる?
不用品回収業者の強みは、即日対応が可能であることです。いつまでも古いファックスを置いておきたくないという方にとって、最良の処分手段といえるでしょう。急ぎの場合、インターネット経由で申し込むより、電話の方が早いです。
7.まとめ
いかがでしたか? 使わなくなったファックスは、粗大ごみ扱いや不燃ごみ扱いなど、自治体ごとに定めが異なります。粗大ごみは事前に申し込み、規定の粗大ごみ処理券を購入して捨ててください。メモリー機能を備えているファックスは、パソコン廃棄と同じようにデータ消去を忘れずに行い、情報漏洩(ろうえい)には注意しましょう。自分で処理するのが難しい、データ消去方法がわからない、すぐに処分したいといったニーズには、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。ファックス以外にも、回収してほしい粗大ごみがあるという要望にもお応えします。国の許可を得て、正しくリサイクルする業者を選びましょう。優良な業者は無料見積もりを用意しています。個人情報保護と正しい捨て方を意識し、業者を比較するポイントにしてください。