園芸で不要になった土を処分したい! 処分方法と再利用する方法
マンションの小さなスペースで園芸を楽しんでいる人もいるでしょう。園芸を楽しむために必要な「土」の処分で困るときもあります。小さなベランダだと、土を保管する場所もありません。
そこで、土を処分する方法について説明します。土の処分で困っている人は、ぜひチェックしてください。土の処分方法以外にも、土を再利用する方法や処分時の注意点も一緒にチェックしていきましょう。これから園芸を始める人も要チェックです。
1.土の処分方法
マンションのベランダでガーデニングをしている人にとって、土の処分は困ってしまうものです。新しい土に植え替えるとき、古い土はどのように処分すればいいのでしょうか。正しい土の処分方法について説明します。
1-1.ホームセンター・園芸店に回収してもらう
最近は、古い土を回収してくれるホームセンター・園芸店があります。ホームセンターや園芸店の入り口に古い土の回収ボックスが置いていたら利用しましょう。古い土を1つの袋にまとめて回収ボックスに入れてくださいね。
また、新しい土を購入するかわりに要らなくなった古い土を回収してくれるところもあります。新しい土の購入を考えている人は、回収してくれるかどうか事前にホームセンター・園芸店に問い合わせてくださいね。すべてのホームセンターや園芸店が回収してくれるわけでもないので、注意しましょう。回収ボックスがなくても、頼めば回収してくれるところもありますよ。
1-2.自治体を利用して処分する
不要になった土は、自治体のごみとして処分できます。ただし、大量の土は処分できません。大量な土をゴミ捨て場に捨ててしまうと、回収する人が困ってしまいます。自治体を利用して土を捨てる場合は、小分けにして捨ててくださいね。
自治体によってゴミを捨てるルールが違うので注意しましょう。土の処分をOKとしている自治体は多いですが、中には土の処分を許していない自治体もあります。土の回収をしていないのに、そのままゴミ捨て場に捨ててしまうと回収してもらえません。自治体を利用する場合は、ホームページや役所に問い合わせて確認することが大切です。
1-3.不用品回収業者に依頼する
大量の土を1度に処分したい場合、不用品回収業者の利用がおすすめです。不用品回収業者は、基本的に何でも回収をしています。不要になった土も処分してくれるので安心してください。不用品回収業者は、依頼すれば自宅までやってきてくれるでしょう。わざわざお店に運ぶ必要もないので、効率的に処分できますよ。
ただし、不用品回収業者に依頼する場合は費用がかかってしまうので依頼する前に「見積書」を必ず確認してください。さまざまな業者に見積もりを依頼して、見積書を比較することが大切ですよ。不用品回収業者に依頼するのも、土を処分する1つの方法になるでしょう。選択肢の中に入れておいてくださいね。
2.土を再利用する方法
2-1.古い土を再利用する方法
ベランダのガーデニングで使った土を植え替えるとき、古い土を処分しなければなりません。処分するしか方法はないと思いますが、古い土を再利用する方法もあります。いったいどうやって古い土が再利用できるのでしょうか。古い土を再利用する方法について説明します。
- 土の中にある根や大きなゴミを自分の手で取りのぞく。
- ふるいを利用してさらに小さなゴミを取りのぞき、半分乾いた状態にする。
- 土を黒いビニールに入れて、太陽の光にあてる。
- 新しい土・腐葉土を混ぜる。
以上の手順で古い土の再利用ができるでしょう。ガーデニング初心者でも簡単にできる方法なのでおすすめです。ホームセンターで発売しているふるいは、さまざまな種類があります。できるだけ、目が粗め・中目・細目がそろっているタイプを選んでください。土を半分乾かした状態でふるいをかけることが大切ですよ。
2-2.寒い時期に再利用する方法
細かいゴミや根を取りのぞいた後、太陽の光を利用して殺菌できます。しかし、寒い時期になると太陽の光を十分にあてることができません。太陽の光を「熱湯」に変えて、古い土を再利用する方法もあるので説明しましょう。先ほど説明したとおり、土の中にあるゴミや根をふるいをかけて取りのぞいていきます。細かいゴミを取りのぞいた後、育苗鉢を利用して土を薄く広げてください。広げた後、熱湯を上からかけていきます。
すべての熱湯をかけてしまうとプラスチックでできた育苗鉢が変形してしまうので注意が必要です。できるだけ刺激を与えないように、ゆっくり少しずつかけることがポイントになるでしょう。寒い時期に土を処分したい場合は、ぜひ熱湯を使ってくださいね。くれぐれもヤケドをしないようにすることが大切です。
3.処分時の注意点
3-1.古い土に「活力」を与えることが大切
古い土を再利用する際、注意してほしいことがあります。土の中に入っている菌を排除することも大切ですが、排除しただけでは土が再利用できません。菌を取りのぞいた後は、土に「活力」を与えなければならないのです。活力を与えることで、古い土は再び植物を育てることができます。殺菌するだけでいいと考える人はいますが、殺菌だけでは使えないことを把握しておいてくださいね。古い土に程度新しい土や腐葉土を3割ほど入れましょう。
ホームセンターに行くと、リサイクル活力剤というアイテムも発売しています。お手軽に土へ活力を与えることができるので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
3-2.公園や森の中に捨てないこと
古い土を処分するため、マンション近くにある公園に古い土を入れる人もいます。花壇や森の中に、古い土を捨てても問題ないと思うでしょう。しかし、古い土にはさまざまな菌や根が入っています。環境破壊につながる危険性もあるので、絶対に公園や森の中には捨てないでください。不法投棄と同等になることを忘れてはいけません。
どうしても自分で処分できない場合は、不用品回収業者に依頼してください。依頼する際の注意点もあります。依頼する前に、「見積書」を確認することです。処分にどのくらいお金がかかるのか、「見積書」できちんと確認してくださいね。できるだけ費用を抑えるためにも、さまざまな業者の見積もりを比較するといいですよ。
4.まとめ
正しい土の処分方法や土を再利用する方法、処分時の注意点について説明しましたが、いかがでしたでしょうか? ガーデニングをベランダで楽しむためにも、不要になった土を正しい方法で処分してくださいね。スペースが確保できないベランダでは、効率的な処分方法を知ることが大切です。自分の状況に合った処分方法を選び、上手にガーデニングを楽しみましょう。
- ホームセンターや園芸店に回収してもらう
- 自治体のゴミとして処分する
- 不用品回収業者に依頼する
- 古い土を再利用する方法
- 寒い時期はゴミを取りのぞいた土に熱湯をかける
- 殺菌した土に「活力」を与えることが大切
- 公園や森の中には絶対に捨てない
- 業者に依頼する前は「見積書」を比較する
以上のポイントは、ぜひ頭の中にいれておいてください。そして、ポイントを踏まえながら、古い土を処分・再利用していきましょう。正しい方法を把握しておけば、スムーズに古い土の処分ができるはずです。ガーデニング仲間に教えてあげることもできるので、ぜひチェックしてくださいね。