ガスコンロを交換する時期とは ~買い替え時期と処分方法について~
日常生活において必要となってくるガスコンロ。主流となっている2種類のガスコンロは、長年使っていると劣化してきます。しっかりと買い替えの時期を考えて交換しましょう。
この記事では、ガスコンロの交換時期と処分についてまとめました。
1.ガスコンロの種類
ガスコンロには大きく分けて2種類あります。各種類の特徴をチェックしておきましょう。
1-1.ビルトインコンロ
ビルトインコンロとは、キッチンなどの作業台とコンロが一体になっているタイプ。分譲マンションなど始めから設備が整っているマンションなどに多くなっています。
ビルトインコンロは1口~5口と火口にバリエーションがあるのも特徴。主流は3口になっておりグリルやガスオーブンがセットになっています。
このビルトインコンロの場合は、コンロ自体は設置や交換が可能です。しかし、ガス栓などの取り付けは専門の資格が必要となってきます。そのため、備え付けた業者やアパートなどの管理会社に修理・交換を依頼しましょう。
1-2.ガステーブル
始めから備え付けておらず自分で購入して備え付けるタイプのガスコンロです。交換や移動が簡単にできるのが特徴となっています。アパートに引っ越しをするとき、多くの方が家電店やホームセンターなどで購入するタイプです。
1~3口の種類があり2口が主流となっています。賃貸住宅の場合は、ガステーブルを自分で備え付けることが多いため、交換や修理も自分で行いやすいのを知っておきましょう。
2.ガスコンロは何年で交換?
ガスコンロはずっと使えるものではありません。何年か使うと交換・買い替えが必要となってきます。その年数や寿命についてチェックしておきましょう。
2-1.ガスコンロの寿命
ガスコンロは、およそ10~15年以上使うと寿命がやってくると言われています。これは目安で使い方がいいと15年以上でも使えるものです。
しかし、長期間使えば火の付きが悪くなる・完全に停止するなどの症状が出てきます。ガスコンロが急に使えなくなると非常に不便です。不調が見えたときは、事前に交換することを心がけましょう。
2-2.手入れが行き届いていないと壊れやすくなる
ガスコンロで料理していると吹きこぼれや焦げが発生します。この汚れを無視しているとコンロの寿命が縮まるのです。
吹きこぼれや汚れをそのままにしておくと火の出る穴がふさがります。詰まっている状態で無理に火を出そうとすることで寿命が縮まるのです。
また、調理中の料理にはお酢など酸性を含む調味料があります。その調味用がふきこぼれてガスコンロに掛かると腐食するのです。
2-3.調理後に掃除する重要性
ガスコンロの寿命を長くするのは、調理後の掃除となります。ふきこぼれや焦げを事前に処理しておけば寿命が長くなるのです。
また、調理後に掃除するには別のメリットもあります。ガスコンロが熱い内に掃除しておくと汚れも落ちやすいのです。しかし、やけどなどにならないように注意しましょう。
汚れがひどい場合は、重曹を入れたお湯で拭きます。重曹によって汚れが落ちやすくなるのです。衛生的にもこまめに掃除しておきましょう。
3.ガスコンロの交換方法
ガスコンロが壊れてしまうと交換する必要があります。その方法についてチェックしておきましょう。
3-1.ガステーブルの場合
ガステーブルの場合は、基本的に自分ですべて交換できるのです。
まず、新しいガスコンロを購入しておきます。そのとき、自宅のガスタイプを確認しておきましょう。都市ガスとプロパンガスで種類が変わってきます。同時にサイズを測っておけばホームセンターなどで購入がスムーズに済むのでおすすめです。サイズとしては56cmと60cmがあります。最近の住宅では60cmが主流となっていますが確認は重要です。
新しいガスコンロを購入した後、古いガスコンロのガス栓を締めます。ゴムの栓はゴム管型とネジ固定型があるのです。ゴム管型は外すのが簡単になっています。しかし、ネジ固定型は外すのが難しいものとなっているので業者に依頼するのがいいでしょう。また、外すときはゴム手袋を付けて行います。
ガスの元栓をきちんと処理した後は、新しいガスコンロとガスホースを接続しましょう。新しいガスホースにつなげるとき、新たなガス栓用ソケットに取り換えることをおすすめします。
3-2.ビルトインコンロの場合
ビルトインコンロは、基本的にキッチンと一体型となっているので交換は難しいものとなっているもの。また、ガス栓の接続も専用の資格がないと取り付けてはいけないようになっています。
しかし、自分でビルトインコンロを購入して本体だけDIY的に設置する人がいるのです。本体を取り付けた後は、専門業者を呼んでガス栓接続を依頼することは可能となっています。
自分でビルトインコンロを取り付ける場合は、まずガスの元栓を閉めて天板を取り外しましょう。それぞれ4つの隅(すみ)がネジで留(と)まっているので取り外します。その後、キッチンからガスコンロ本体を一気に取り出しましょう。ビルトインコンロは重いので気を付けて行います。
ガスコンロを取り外した後は、周りを清掃してから新しいガスコンロを取り付けましょう。その後、説明書などに従って天板と手前の操作盤やプレートをはめ込んでいきます。
自分でビルトインコンロを取り付ける場合、できるのはここまで、この後は、専門業者を呼んでガス栓をつないでもらいましょう。
4.ガスコンロの処分方法
新しいガスコンロに交換すれば古いものが不用となります。そのとき、古いものは早めに処分したいところです。そこで、ガスコンロを処分する方法についてチェックしておきましょう。
4-1.自治体に粗大ごみとして出す
ガスコンロは、自治体に粗大ごみとして出せます。事前に自治体へ連絡しておき指定のごみ捨て場で捨てましょう。
しかし、日にちが指定してあったり運び出す場所が遠かったりすれば面倒です。また、引っ越しなどで日にちがないときは不便なサービスとなります。
4-2.交換時に専門業者に引き取ってもらう
ガスコンロの交換を専門業者に依頼したときは、交換時に古いものを引き取ってもらいましょう。多くの業者では、交換時に不用なガスコンロを回収してくれます。
しかし、この不用品回収はサービスの場合と有料の場合があるので事前にチェックしましょう。また、業者によっては不用なガスコンロ回収サービス自体を行っていないところもあります。
4-3.不用品回収業者に依頼する
手っ取り早くガスコンロを処分したいときは、不用品回収業者に依頼しましょう。業者に依頼すれば即日でも対応してくれます。また、日時指定もできるので便利です。
回収業者ならば取り外しなどを行ってくれる上、自宅まで回収に来てくれます。自分で運び出したりやったりすることもないため安心できるサービスとなっているのです。いち早くガスコンロを取り外したいときは依頼してみましょう。
5.まとめ
いかがでしたか? この記事ではガスコンロの交換についてまとめました。
ガスコンロには、ガステーブルとビルトインコンロの2種類があります。ガステーブルの場合は簡単に交換できるので安心です。しかし、ビルトインコンロは専門業者の手が必要となるので注意しましょう。
ガステーブルの場合は、自分でガス栓を閉めてから交換するだけでOKです。ビルトインコンロの場合は、天板を取り外してからキッチンへ入れ込む作業が必要となります。また、ガス栓は専門業者でないと設置してはいけません。
不用となったガスコンロは、不用品回収業者などに依頼して手っ取り早く処分することをおすすめします。