ドライヤーの寿命

【解説】ドライヤーの寿命は何年? 故障内容を知り買い替えのポイントにしよう!

ドライヤーはほとんどの方が毎日使っていることでしょう。使うことが当たり前になっていると、不具合などを見逃してしまうケースもよくあります。故障かな?と感じたら、買い替えを検討する方もいるはずです。

買い替えを検討する材料として、ドライヤーの寿命を知ることがポイント。併せて、寿命が近づくとどのような故障が起こるようになるのか、何年くらいで寿命を迎えるのか、安全に使うためにも知っておくようにしましょう。

  1. ドライヤーの寿命
  2. ドライヤーによく見ることができる故障
  3. 寿命が近いと起こる故障
  4. ドライヤーを長く使うための手入れ

1.ドライヤーの寿命

毎日使うものの中でも、寿命を意識することが少ないのはドライヤーでしょう。人によって使用頻度も異なるので、参考までに一般的な寿命をご説明します。一般的に、ドライヤーは3〜4年で寿命を迎えるもの。寿命の根拠となっているのは、ドライヤー内部のモーターが消耗するタイミング。つまり、モーターの寿命がドライヤーの寿命といえるでしょう。

ドライヤーは家電製品の中でも小さいサイズではありますが、実は内部ではモーターを激しく消耗しながら使っているものなのです。使用頻度が高い方ほど、激しい消耗による寿命短縮もあるでしょう。

頻繁にドライヤーを使っている方は、ご紹介していく故障内容などを覚えておいておくと、慌てずに済みます。ご自身の使用頻度を考慮して、買い替えの時期を検討してみてください。ただし、丁寧に使っていると、平均寿命より長く使えているといます。メンテナンスを行うことで、寿命を延ばすこともできるようです。

ドライヤーに寿命は意外と短いのですね。
はい。ただし、使う頻度が少なければ10年以上問題なく使えるケースもあります。

2.ドライヤーによく見ることができる故障

日々使っていく中で、何だかいつもと違う気がすると僅かなことがきっかけで、ドライヤーの故障を疑うこともあるでしょう。毎日使うものだけに、すぐに故障したから修理!という流れにはならない方が多いのも現実です。ドライヤーには、どのような故障をよく見ることがあるのでしょうか?

2-1.ほこり

ドライヤーは、吹き出し口と反対側に空気を吸い込む場所があるのをご存じでしたか?吸い込み口には、意外とほこりが溜(た)まりやすいのです。ほこりに限らず、髪の毛を吸い込んでしまうこともあります。こまめに掃除している方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか? 吸い込み口に溜(た)まり、内部に入り込んでしまった髪の毛は、ドライヤーから発生する熱で燃えて焦げ臭くなることがあります。

内部で火災が起こっているようなもの。故障の原因にもつながります。使ったら、ほこりや髪の毛を取り除く習慣で、事故や故障を防ぐことができるでしょう。

2-2.異臭

トラブルが増えてきているのが、ドライヤーを使ったときの異臭です。前述のとおり、異臭の原因はほこり。焦げ臭さや、普段は感じない臭いが発生してしまいます。ほこりの目詰まりを解消することで、異臭も消えていくでしょう。やはり、こまめな清掃は必要ですね。

また、ほこり以外の原因として考えられるのは、熱による内部の溶解や部品の故障も考えられます。ほこりを取り除いても異臭が解消しない場合には、専門的な修理をメーカーに問い合わせてみましょう。

2-3.ドライヤー本体の熱さ

熱を発生して温風を送り出すドライヤーは、本体が熱くなるものです。しかし、この熱が過剰に発生してしまうケースもあります。通常の使用であれば、気になる熱さではないはずです。故障が起きたときの熱は、やけどしてしまうほどの温度に上昇していることがあります。過剰な温風やドライヤーの熱は、髪の健康を失うだけではなく、ケガにつながる恐れもあるでしょう。無理に使おうとせず、異常を感じたら使用を停止してくださいね。

異臭や異音がしたら故障を疑ったほうがいいんですね。
はい。無理に使い続けてはいけません。

3.寿命が近いと起こる症状

買い替えを検討されている中には、不具合はあるけれどまだ使えそうだと悩む方もいます。寿命が近づくと、普段とおりの使用ができない、乾かすことができないほど頻回に運転停止してしまったりすることがあるものです。買い替えの検討材料の1つとして、寿命が近いと起こる症状を知っておきましょう。

3-1.温風が出なくなる

トラブルで多いのは、温風が出なくなる症状です。ドライヤーは、ファン部分とニクロム線でできたヒーター部分の両方にスイッチが入ることで通電し、温風を発生します。瞬時に温風が発生するのは、2つが同時に稼働しているからでしょう。温風には、ファンとヒーターの両方が稼働していることが大前提。どちらかに断線が起これば、温風が出なくなります。

断線以外で考えられるのは、スイッチが故障していることでしょう。修理可能である場合もありますが、新規購入する費用を上回る修理費がかかる場合もあり、買い替えを考えた方がよさそうですね。

3-2.イオンが出ない

最近のドライヤーには、髪をいたわる目的としたイオン発生機能がついているものもあります。イオンは、髪を健康でつややかな状態に保つために役立ち、ヘアケアへの意識の高い方には必要アイテムですよね。

通常はドライヤーを使うと、イオン特有の臭いを感じ、きちんとイオンで髪が守られていることを知る目安となっています。イオンの臭いを感じなくなったら、内部の機能に異常が起きた証拠。買い替えのタイミングだと捉(とら)えていいでしょう。特に、イオンがヘアケアに必要だと感じている方にとって、単なる温風で乾かしているのは意味がないことですよね。

不具合が起こるようになったら寿命なんですね。
はい。買い替えを検討しましょう。

4.ドライヤーを長く使うための手入れ

ドライヤーだけにかかわらず、家電製品は定期的な手入れが大切です。こまめな清掃を続けることで、ドライヤーの寿命を延ばしていけるでしょう。

4-1.こまめな清掃

頻回に使う方は週に1度、そうでない方でも月に1度の手入れを行ってください。清掃方法はいたってシンプルです。吸い込み口を塞いでいるほこりを掃除機で吸い取りましょう。髪の毛は内部に入り込んでいる場合があるので、確認しながらしっかり行います。

掃除機ノズルの先端を細かな部分を吸い取るもの変え、目詰まりしやすいフィルターを丁寧に吸い取るのがポイントです。やってしまいがちな失敗は、雑巾やブラシを使う行為。細かなメッシュでできている吸い込み口は、誤った方法で行うと、吸い取るはずであるべきほこりを内部へ押し込んでしまう結果にもつながります。

4-2.長持ちを意識した方法

ドライヤーの掃除も大切なポイント。しかし、日常の仕草で気をつけてもらいたいことがあります。ドライヤーの保管について。普段は、どのように収納していましたか?

ほとんどの方がやっているのは、ドライヤー本体にコードをぐるぐる巻きつけて保管するケース。きつく巻きつけると、断線するリスクが上昇します。

コンパクトに収納したいと考えるのがドライヤー愛用者の意見だと思いますが、長く使うためには置き場所を再検討してみてください。コードを巻きつけず、絡み合うことのない状態で保管するのが理想的です。

ドライヤーは掃除すれば長持ちするんですね。
はい。特にほこり取りはしっかりしましょう。

まとめ

ドライヤーの寿命についてご紹介しました。使っていて違和感を抱いていた方や買い替えを検討される方の参考にしてくださいね。

  • ドライヤーの寿命
  • ドライヤーによく見ることができる故障
  • 寿命が近いと起こる症状
  • ドライヤーを長く使うための手入れ

ドライヤーの寿命は3〜4年。お手入れをきちんと行っていれば、平均寿命より長く使えることもあります。買い替えを検討している方は、起こりやすい故障などを参考にしてみてください。

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