掃除機の寿命はどのくらい? 故障を見極める3つのポイント
掃除機は、わたしたちの生活に欠かすことができません。短い時間で部屋をきれいにする大切なツールです。ですから、突然こわれて使えなくなるのは困ります。毎日使う掃除機だからこそ、大切に使いたいものです。そのためにも、掃除機の寿命が何年かを確認して、こわれる前に対処しましょう。
そこで、掃除機の寿命を見きわめるポイントを検証してみました。
1. 掃除機の寿命は何年?
1-1. 一般的な掃除機の寿命
一般的な掃除機の寿命は、7年と言われています。もっと長く使用できる場合もありますが、掃除機は使い方で大きく寿命が変わるものです。また、使用頻度(ひんど)や掃除機の種類によっても寿命は異なります。たとえば、昔から使われている紙パック式の掃除機と最近使われているサイクロン式の掃除機では寿命は違うのです。しかし、一般的な掃除機の寿命は7年として覚えておいてください。
1-2. 掃除機の部品保有期間
メーカーによって多少の違いはありますが、掃除機の部品保有期間は6年です。部品保有期間が過ぎると、修理のための部品が手に入りません。故障したときに部品の取り寄せができなくなるため、部品保有期間が終了したときが製品の寿命とも言えます。そのような視点からも、使用頻度(ひんど)に関わりなく、7年が掃除機の寿命だと考えるのは妥当なのです。
1-3. 寿命が短くなる理由
ペットのいる家や子供が多い家では、掃除機を使う回数は多いでしょう。しかし、1人暮らしの場合は部屋の汚れは少なく、掃除機を使う回数は減ります。このように、掃除機の寿命は掃除機を使う頻度(ひんど)によっては、7年よりももっと短くなるのです。
また、こまめに手入れをして大切に使っている掃除機はきちんと寿命まで使うことができます。しかし、こまめなゴミ捨てなど、きちんと手入れをしないなら寿命は短くなるでしょう。目的に合わない使い方も寿命を短くします。掃除機は大事に使って、寿命までしっかりと使いたいものです。
2. 掃除機の寿命が近いときの故障内容
2-1. ヘッドの故障
掃除機のヘッドが故障すると、掃除の性能が落ちます。ヘッドの故障で最も多いのは、パワーブラシの問題です。異音の発生や、パワーブラシの回転の不具合で故障に気づくこともあるでしょう。ゴミがつまってパワーブラシが回らなくなるのが、最も多い故障原因です。髪の毛はパワーブラシにからまりやすいので注意してください。定期的にヘッドを確認してゴミを取り除きましょう。
パワーブラシの不具合が続くと、やがて機能そのものが故障します。ゴミを取り除いてもパワーブラシが回らないなら、自分で修理するのは難しいため、メーカーへ修理を依頼してください。ヘッドを新たに購入するための予算は1万円以上がほとんどです。ヘッドの修理やヘッドだけの買い替えより、新しい掃除機を購入するのがよい場合も多いでしょう。
2-2. モーターの故障
スイッチを入れても、掃除機が動かない場合はモーターの故障を疑いましょう。家庭用掃除機の場合、モーターの故障は致命的です。モーター修理の費用は高いため、モーターがこわれたなら掃除機の寿命だと考えてください。モーターの故障は、掃除機を長時間使うことでモーター部分が焼けてしまうことが原因です。サイクロン式の掃除機なら、長時間の使用で強い遠心力が働き、モーターが過熱して故障します。モーターが故障した場合は買い替えがより安く済む場合が多いようです。
2-3. ホースの故障
掃除機のホースがつまるのも、よくある故障の原因です。ホースにつまったものは、針金などで押し出して簡単に取れることもあります。しかし、硬いものや重いものがつまったなら、簡単には取り出せません。無理に取り出そうとすると、ホースが破れたり穴が開いたりします。もし、異物を取り出そうとしてホースに穴が開いたなら、頑丈なテープで補修しましょう。しかし、テープでふさいでも掃除機の吸引力は弱くなることが多いようです。
また、テープで補強しても繰り返し破れることもあります。新しいホースを買い替えるときの予算は7000円以上を考えてください。すでに数年使用した掃除機であれば、ホースを買い替えず、新しい掃除機を購入のがよい場合もあるでしょう。
3. 不要になった掃除機の処分方法
3-1. 故障していない掃除機の処分方法
故障していない掃除機は、リサイクルショップで買い取ってもらいましょう。買い取ってもらったお金を使って、新しい掃除機を購入できます。ただ、故障していない掃除機でも、古い掃除機や汚い掃除機は買い取りしてもらえません。普段から大切に使わなければいけない理由はこの点にもあります。買い取りについては、無料で見積もりをしてくれるお店も多いので、気軽に相談してみましょう。
3-2. 新しい掃除機を購入したお店に回収を依頼する
新しい掃除機を購入した店で、古い掃除機を回収してくれるケースもあります。掃除機を買うときに、お店の人に相談してみましょう。それぞれのお店によって、回収時の金額は違います。または、古い掃除機を購入したお店で回収してくれることもあるでしょう。金額を比較して、1番安く回収してくれるお店にお願いするのがおすすめです。
3-3. 不用品回収業者に依頼する
こわれて使えなくなった掃除機の処分は、不用品回収業者に依頼しましょう。まず、電話で無料見積もりを依頼します。ほかの不用品とまとめて処分するなら、部屋の大掃除にもなるでしょう。掃除機がこわれて部屋の大掃除ができるというのも不思議ですね。不用品回収業者には年中無休の会社もあります。仕事をしている人も週末や祝日に回収をお願いできるのが便利です。気軽に連絡をして相談してみましょう。
まとめ
使う頻度やメーカーによっても異なりますが、掃除機の寿命は約7年です。しかし、メーカーの部品保有期間は約6年なので、故障したときに修理と購入のどちらがよいかを決める目安にしてください。
寿命が近いときの故障は、
- ヘッドの故障
- モーターの不具合
- ホースの故障
などがあります。
掃除機が故障したなら、修理をするか新しい掃除機を購入するかを注意深く考えましょう。長い目で見れば、買い替えが得である場合も多いのです。こわれていない掃除機は、リサイクルショップに買い取ってもらえます。不要になった掃除機は、新しく掃除機を購入するお店や不用品回収業者での回収を依頼しましょう。掃除機は、使い方によっても寿命が変わります。こまめにメンテナンスをして大切に使いましょう。