洗濯機を買い替えるタイミングはいつがいいの? コツや注意点を解説
「洗濯機」は、私たちの生活に必要不可欠な白物家電です。毎日使うことが多い洗濯機の平均寿命は、およそ7年前後といわれています。ほとんどのメーカーの部品保有期間も6~7年なので、買い替えの目安になるでしょう。急に故障すると生活に支障をきたしかねません。しかし、あらかじめ買い替えるタイミングを把握しておけば、故障前の適切なタイミングで新しい洗濯機に替えることができるでしょう。そこで、本記事では、洗濯機を上手に買い替えるコツや、古い洗濯機の処分方法について解説します。
この記事を読むことで、洗濯機を上手に買い替える方法が分かります。検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1.洗濯機を買い替えるタイミングは?
洗濯機を上手に買い替えるタイミングは、一体どんなときなのでしょうか。ここでは、平均寿命を踏まえながら、買い替えの目安についてお話します。
1-1.平均寿命は?
洗濯機の平均寿命は、約6~7年といわれています。洗濯機を頻繁に使う人ほど寿命が速く訪れるでしょう。また、シンプルな機能は長持ちし、複雑化している洗濯機ほど短命の傾向があります。平均寿命に5年もの差があるのは、使用頻度と洗濯機の機能が大きく関係しているからです。まずは、今の洗濯機をいつからどのくらい使用しているのか考えてみてください。
1-2.買い替えの目安
洗濯機の買い替えは、約7~8年がベストでしょう。多くの製造メーカーが部品保有期間を約7年としているため、メーカー部品保有期間が経過すると、修理をしたくても部品がそろわない可能性があります。また、洗濯機は日常生活に必要不可欠で、使えない期間が長くなると困るでしょう。そのため、買い替えは壊れる前が理想なのです。以下に、寿命が近づくと現れる症状をいくつかピックアップしたのでぜひ参考にしてください。
- 異音がする
- 脱水・排水ができなくなる
- 洗濯物が回らない
- ニオイがひどい
- 水漏れがする
- 洗濯機に触れるとビリビリと電気を感じる
- 電源プラグ・コードが異常に熱くなる
1-3.最新機種が欲しいとき
現在、使用している洗濯機が使いづらく、最新機種が欲しいと思ったときも買い替えのタイミングです。洗濯機は毎日使う家電製品だからこそ、使いづらさを感じるほどストレスとなります。使用期間が5年経過しているなら、思いきって最新機種を購入するのも選択肢の1つです。使用中の洗濯機が、まだ正常に稼働できる状態なら「買い取り」が利用できる可能性があります。
2.洗濯機の買い時はいつ?
新品の洗濯機は数万円かかるので、購入時は慎重に選ぶ方が多いでしょう。できれば、お得な額で購入したいはずです。そこで、最安値時期と安く購入できるポイントを紹介します。
2-1.最安値時期をチェック!
家電製品には、安く購入できる時期があることをご存じですか? 洗濯機の最安値時期は「タテ型」と「ドラム式」の2種類で大きく異なります。
「タテ型」は新生活の準備が落ち着いたころの4月中旬以降、ドラム式は6月の梅雨時期前が安くなる時期です。特に、雨の日は集客が少ないため、販売ノルマが達成しづらい傾向があります。そのため、値段交渉をすれば多少の値引きなら応じてくれるでしょう。1番安い時期に購入すると、3~4割ほど安く購入できることもあります。
2-2.次の新商品が出る前
新商品の登場前には旧モデルの値段が安くなります。発売時から値段が少しずつ下がり、次の新商品が出るころには最安値になっているのです。そのため、安く購入したいときは、新商品が出る前をチェックしておくと良いでしょう。
2-3.アウトレット家電を購入する
大型家電量販店では、アウトレット家電を取り扱っているところがあります。アウトレット家電とは、在庫処分・生産終了モデルなどです。これらの商品は安く販売しているため、新製品にこだわりがない方なら安く購入できます。ただし、生産終了済みの製品は店舗に置いていないケースがあるので、実物を確認せずに購入しなければならないという点がデメリットです。
2-4.そのほか安く購入できるポイント
ほかに洗濯機を安く購入するポイントとしては、「中古を購入する」「インターネットで購入する」という方法があります。リサイクルショップなどでは中古の洗濯機を扱っているところが多く、新製品よりも安く購入可能です。しかし、においがついているなどのデメリットがあります。
インターネットで購入する場合は、ネットオークションまたはインターネット販売業者を利用することになるでしょう。実店舗よりも安値で購入できる可能性がありますが、配送料・設置費用がかかることがあるので注意しなければなりません。
3.古い洗濯機を処分する方法は?
洗濯機は「家電リサイクル法」の対象品目で、処分方法が定められているので注意が必要です。では、どのような方法で処分すれば良いのでしょうか。
3-1.家電リサイクル法とは?
家電リサイクル法は、ゴミの減量と資源の再利用を目的とした法律です。正式名称は「特定家庭用機器再商品化法」で、対象品目は冷蔵庫のほかにエアコン・テレビ・冷蔵庫の4品目となっています。家電リサイクル法に指定された4品目は、法律に基づいて販売業者が引き取り、製造業者でリサイクルすることが義務づけられているのです。自治体では回収を受けつけていないので注意してくださいね。また、回収時に支払うリサイクル料金は2,484円です。しかし、メーカーによって異なり、運搬料が別途で500~3,000円ほどかかる可能性があるので事前に確認しておきましょう。メーカーごとのリサイクル料金一覧は、「家電製品協会HP」をご覧ください。
3-2.家電量販店による下取り
新しい洗濯機を購入する場合は、家電量販店による下取りが利用できるでしょう。ただし、下取りが可能な洗濯機は「正常に稼働できる状態のもの」です。また、販売店によって「販売年月日から3~5年以上経過していないもの」など条件が決められている可能性があります。下取り可能かどうか、事前に洗濯機の状態を確認し販売店に問い合わせましょう。
3-2-1.下取り不可のときは引き取りサービス
下取りが不可の場合は、引き取りサービスを利用してください。引き取りの際は、新しい洗濯機の購入代金と一緒に、販売店で「リサイクル料金」と「運搬料金」を支払います。そうすれば、新しい洗濯機を届けてくれるときに古い洗濯機も回収してくれるというわけです。
3-2-2.メリット・デメリット
下取りが利用できれば、処分費用をかけずに処分できます。しかし、必ずしもすべての洗濯機が下取りできるわけではありません。引き取りの際はリサイクル料金と運搬料金が必要になるため、事前に確認しておきましょう。どちらにせよ、買い替えの際に購入と処分が同時にできるので、手間と時間がかからないのが大きなメリットです。
3-3.リサイクルショップでの買い取り
リサイクルショップで買い取ってもらえるのは、「再利用できるもの」に限ります。当たり前ですが、故障して使えないものや、不調が現れている洗濯機は買い取りNGとなるので注意してください。自分で判断できない場合は、無料査定を依頼すると良いでしょう。洗濯機は運搬が困難なので、インターネットを利用した査定がおすすめです。写真や商品の詳細を入力して送るだけで、大まかな査定内容が分かります。また、スムーズな査定ができるように、メーカー・製造番号・販売年月日・付属品の有無などを伝えましょう。
3-4.ネットオークション、フリマアプリ
洗濯機を売る方法には、ネットオークション・フリマアプリの利用もあります。近年は、登録するだけで出品できるネットオークションの利用者が増えてきました。スマホで簡単に操作ができるフリマアプリも好評で、チェックしてみると洗濯機を出品している方をちらほら見かけます。どんな機種やメーカーがどのくらいの値段で取引されているのか参考になるでしょう。
ただし、「商品を送ったのに入金されない」など、取引相手との間でトラブルが続出しているので注意が必要です。きちんと安心して取引できる相手かどうか、見極めるのがポイントとなります。
3-5.回収業者
壊れている洗濯機を処分したい・ほかにも回収してもらいたい不用品があるという方は、回収業者の利用がおすすめです。不用品の回収を行っている業者は多く存在しており、宅配・出張・持ち込み回収などの方法があります。洗濯機は大型家電なので、出張回収となるでしょう。不用品をまとめて処分できるメリットがあり、自宅にいながら素早く処分できます。ただし、中には高額な回収費用を請求する悪質な業者も存在しているので注意が必要です。業者選びの際は、以下のポイントに注目すると良いでしょう。
- 丁寧かつスピーディーな対応か
- 回収方法が選択できるか
- 古物商・産業廃棄物収集運搬許可を取得しているか
- 不用品回収だけでなく、買い取りも行っているか
- 口コミ・評判が良いか
不用品と粗大ゴミの格安片付けを行っている「ダスト.net東京」では、不用品の回収はもちろん、買い取りサービスも行っています。買い取りできないものは回収してもらえるので片付けが楽になるでしょう。無料相談や無料見積もりも受けつけています。ぜひ1度お問い合わせください。
4.洗濯機の買い替えに関してよくある質問
洗濯機の買い替えに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。
Q.安く購入できる時間帯は?
A.洗濯機を安く購入したいときは、時期だけでなく「時間帯」にも注目です。安くなる時間帯は、夕方ごろといわれています。なぜなら、昼すぎから夕方ごろは仕事帰りの人が多く、集客率を上げるためにタイムセールを行う店舗が多いからです。事前に、購入したいメーカーと機種をしぼっておき、タイムセールをねらって店舗へ行くと良いでしょう。
Q.高価買い取りのポイントは?
A.購入時についてきた取扱説明書・保証書・コードなどの付属品を一緒に査定へ出しましょう。付属品の有無を査定ポイントにしている店舗が多いので、買い取り額がアップする可能性があります。また、洗濯機についている汚れやホコリをキレイに拭き取るのも大切なポイントです。見た目をキレイにすることで、中古でも新品に近い印象を与えることができるでしょう。
Q.ドラム式とタテ型、どちらに買い替えるべきか?
A.汚れをしっかり落としたい・日干しすることが多いなら「タテ型」、乾燥機を使用することが多く仕上がりを良い状態にしたい方は「ドラム式」がおすすめです。それぞれメリット・デメリットがあるので、きちんと理解してから選びましょう。また、タテ型よりもドラム式のほうが高額です。洗濯機の使い方や求めるポイントを明確にしてから、値段と合わせて検討することをおすすめします。
Q.洗濯機の寿命回数は?
A.洗濯機の寿命回数は「約3,800回」といわれています。国家基準として規定されたJISでは、洗濯機の標準使用条件が1日1.5回です。1年間で547.5回になり、寿命を7年とすると「3832.5回」となります。しかし、標準使用条件は標準コースで計算しているため、洗い・すすぎ・脱水の回数を変更している場合は寿命までの使用回数が短くなるでしょう。
Q.処分費用を安く抑えるポイントは?
A.まとめて不用品を処分したり、買い取りサービスを利用するという方法があります。買い取ってもらえるものがあれば、費用が節約できるでしょう。また、洗濯機1点だけ処分するよりもまとめて不用品を処分したほうが、お得な料金プランが選択できる可能性もあります。
まとめ
いかがでしたか? 洗濯機は「家電リサイクル法」の対象品目に含まれているため、自治体で処分できないルールとなっています。法律に基づき、リサイクル料金を支払い製造業者へ回収依頼を申し込むか、販売店による引き取り、回収業者へ依頼する方法で処分することが可能です。それぞれ方法とメリット・デメリットが異なるため、洗濯機の状態とそのときの状況に適した手段で処分するのが賢明でしょう。つまり、スムーズに処分するためには、処分方法とその特徴を知ることが大切なのです。知識を身につけておけば、業者とトラブルになることもないので安心して処分できます。